まず、お知らせからです。
ここの前に使っていたblogを閉める事にしました。見て下さった皆様、コメントして下さった皆様、どうもありがとうございました。
ただ、植毛についてのページは今でもPV数がちょっとずつですが動いているので、こちらのblogに再掲載することにしました。文章は違いますが説明内容はほぼ同じです。
植毛について
使用する道具

左から はさみ、指貫、針、糸通し、ラジオペンチ、櫛、ピンセット、コピック、水入れ、針山、ゴムカタン
指貫とラジオペンチは指を痛めにくくする為に使っています。水入れは毛束を濡らしておく為に使います。
針はぬいぐるみ用、長さ65〜70mm、太さ〜1mm位までが使いやすいです。この辺は使いやすい物をお好みで良いと思います。コピックは印付け、櫛、ピンセット、ゴムカタン(ゴム製糸)は必要に応じて。
作業手順
毛束を作ります。ボークス製は1mあるので半分、ノアドローム製は輪になっているので三等分にカットし、≒50cmの束にしてまとめておきます。
まとめた束から5本引き抜き、まん中で二つ折りにして玉止めします。これで10本の毛束がひとつできます。植毛する時もう一度折るので最終的な植毛本数は20本になります。長さは11〜12cm。オビツ23でウエストあたりです。もっと長くしたい時はまとめた束から10本とって二つ折りせずに端を玉止めにした毛束を作ります。
この毛束を100本位用意しておきます。

多くないですよ。慣れるとあっという間に使いきります。
作った毛束を植え込んで行きます。

毛束をよく濡らし、まん中から二つ折りにして折った方を針に通します。糸通しを使うと楽です。

頭部の任意の場所に針を刺し、首の穴から引き抜きます。
髪型にもよりますが、縫い始めは頭頂部の分け目からが多いです。

針が抜けたら毛束を針穴からはずします。
輪になった毛束が首の穴から出ている状態です。輪がばらけている時は水で濡らしてまとめます。

次の植毛位置に針を刺します。
首側に出る針の先を前回植毛した毛束の輪に通したら、(1)
頭部側の毛束を引っ張り上げます。(2)
この時針が毛束の輪を通っていないと毛束は抜けてしまいます。

引っ張り上げた毛束が針に引っかかってとまっています。
この毛束の先にある玉止めを切り、(3)
次に植毛する毛束を針穴に通します。(4)

針を首側から静かに引き抜きます。
前回の毛束は今回の毛束によって留められています。
20本の毛束がひとつ植毛できました。
この作業を繰り返して行きます。

5〜10回繰り返したらー
首側に出した毛束を玉止めします。待ち針を使うと簡単です。(5)
玉止めした先の輪の部分はトラブル防止の為切って開いておきます。(6)
最後に頭部側の毛束を引っ張り上げて鎖止め完了です。(7)
以下、この作業の繰り返しです。
補足
(3)「毛先の玉止めを切る」作業を(7)「鎖止め完了」後に行うと、鎖止め前に失敗して抜けてしまっても毛束を再利用できます。やりやすい方で。
髪型を決めてから植毛をはじめます。
植毛を始める場所は頭頂部の分け目からですが、髪型によって変わるときもあります。
分け目は左右交互に植毛して行きます。(1) 間隔は〜1mm位。針の太さ、もしくは毛束の太さで重ねていく感じです。あまりに細かいとソフビが割れて縫い穴が繋がってしまいますし、荒いと地肌が見えてしまいます。
見える部分の生え際も少し細かめに。単純に植え込んでいく部分は3〜4mm位。上下で交互に重なるようにします。

針は髪が生えて行く方向から入れるとまとまりが良くなります。(2)
テールなどにする時もまとめる位置を決めておき、その方向から針を入れると綺麗にまとまりやすいです。
少し意識して植え込んで行くと髪が自然に方向性を持つので作業が楽になります。
耳の後ろからうなじにかけては無理をしないで針の入れやすい方向、首側から抜きやすい方向から植え込みます。低い位置は首穴内側にあるリップ部分に邪魔されやすいので注意が必要です。(私は余計なリップ部分をデザインナイフでカットしてしまいますが、おすすめはしません・・・)

髪型や状況によって分け目をダブルで植毛する事もあります。
交互に植毛した分け目の外側を交互ではなく「縦方向」に植毛します。(3,4)
ーと、こんな感じで植毛をやっています。私自身まだtrial and error で行っていますので上記の方法が正解というわけではありませんが、参考になれば幸いです。

